2007年02月02日

武士の家計簿。

今、「武士の家計簿」という本を読んでいます。

加賀藩の御算用者だった猪山家に残された家計簿から、当時の時代を読み解いてみるというものです。非常に細かくつけられた帳簿であり、家計簿の数字から当時の人々の生活が生々しく感じられます。現代との共通点も見ることができ、共感する部分もあり。
明治維新前後の記録のため、封建社会の崩壊に伴う武士の窮状なども描かれている。それが数字で表されているので、非常にリアルであります。

それにしても、帳簿をつけていた人物は、後の世で自分の家の家計簿が本になって出ようとは夢にも思っていなかったでしょうね。  


Posted by ヨシダ クニヒコ at 01:40Comments(0)日記